白岩研究室 (信頼性材料工学)
※2024年度までの榎・白岩研究室のホームページはこちら微視とマクロをつなぎ、破壊を解き明かす

材料に外力や環境負荷が加わると、内部の微視的な組織に変形やき裂が生じ、やがてマクロな破壊へと至ります。
材料の信頼性は、カーボンニュートラルや資源循環といった社会課題から、先端デバイス、医療分野に至るまで、あらゆる領域でますます重要になっています。
私たちは、破壊力学や非破壊評価を用いた実験観察と、それらを忠実に再現する数値シミュレーションを組み合わせた研究基盤を構築しています。
さらに、シミュレーションから得られる「組織-微視破壊-特性」の膨大な連関データにデータ駆動科学を応用し、マクロレベルの材料特性を最適化するための材料設計方針に資する知見の獲得を目指しています。
このように実験・シミュレーション・データ科学を融合させることで、微視的な損傷機構の解明からマクロな破壊挙動の予測までを一貫して行い、安全・安心な社会基盤づくりに貢献していきます。